帆走指示書

第68回 全日本スナイプ級ヨット選手権大会
帆走指示書(SI)

1. 適用規則
本大会は、以下の規則を適用する。
1.1 2013-2016「セーリング競技規則」(以下規則という。)に定義された規則を適用する。
1.2 現行のSCIRA「国内及び国際選手権大会の運営規定」及び日本スナイプ協会規定の「ディード・オブ・ギフト実施規定」が適用される。
   ただし、国内及び国際選手権大会の運営規定5.4と9.1を下線部のように変更する。
5.4 レースの最初のレグの間に、指示された方向から30°以上の風向の変化が持続した
場合には、そのレースを中止して再レースとするか、またはレースを中止しなけれ
ならない。
9.1 風速は4ノット以上でなければならず、内海では25ノットを越えてはならない。
また、外海では22ノットを越えてはならない。もしくはディード・オブ・ギフトに
よる。
1.3 規則42の違反に対して、付則Pを適用する。

2. 競技者への通告
競技者への通告は、艇庫前に設置された公式掲示板に掲示する。

3. 帆走指示書の変更
3.1帆走指示書の変更は、それが発効する当日最初の予告信号の90分前までに公式掲示板
に掲示される。
3.2レース日程の変更は、発効する前日の19:00までに掲示される。
3.3帆走指示書の変更あるいは修正は、SCIRA代表者の事前承認を得なければならない。

4. 陸上で発する信号
4.1 陸上で発する信号は、艇庫前に設置されたポールに掲揚する。
4.2音響信号1声と共に「D 旗」が掲揚された場合は、「予告信号は、D旗掲揚の30分以降に発する。」を意味する。艇は、「D 旗」が掲揚されるまで出艇してはならない。
4.3 個別のレースに対して「AP旗」は掲揚しない。予告信号予定時刻の30分前までに「D旗」が掲揚されない場合、その日のレース又は次のレースのスタートは、延期されていることを意味する。

5. レースの日程
5.1 レースは次のとおり予定する。
11月18日(水) 13:00  受付・計測
11月19日(木)  9:00  受付・計測
16:00  開会式・艇長会議
11月20日(金) 9:55  第1レース予告信号
引き続き、レースを実施する。
11月21日(土) 9:55  その日最初のレース予告信号
引き続き、レースを実施する。
11月22日(日) 9:55  その日最初のレース予告信号
                  引き続き、レースを実施する。
     11月23日(月) 9:25  その日の最初のレース予告信号
                  引き続き、レースを実施する。
5.2 本大会は11レースを予定し、1日に3レースを超えて行わない。
5.3 1つのレースが間もなく始まることを艇に注意喚起するため、予告信号を発する最低
5分以前に、レース委員会信号艇に音響1声とともに「オレンジ旗」を掲揚する。
5.4 大会最終日は、12:00以降の予告信号は発しない。

6. クラス旗及びクラス識別
国際スナイプクラス‥‥‥‥‥ 『スナイプ』旗(白地に赤のシギ)

7. レース・エリア
添付図AのB海面を使用するが、レース委員会は状況によりA海面を使用する場合がある。

8. コース
8.1 使用するコースは、SCIRA公式ルールブックのコース図で示されたコースを使用する。添付図Bに、各レグ間のおおよその角度、通過すべきマークの順序及び各マークの通過する側を含むコースを示す。
8.2 準備信号の前に、レース委員会信号艇に「最初のレグのおおよそのコンパス方位」を掲示する。
8.3 コース信号旗は予告信号の1分前にレース委員会信号艇に音響1声とともに掲揚し、スタート後10分間掲揚される。
「艇の帆走すべきコース」は次のとおりとする。
   「O」旗が掲示されたとき  オリンピックコース
   「T」旗が掲示されたとき  トライアングルコース
   「W」旗が掲示されたとき  風上・風下コース
8.4 ゲートマーク(3S)を除き、コースマークをポートに見て通過しなければならない。

9. マーク
9.1 添付図Bで示すマーク1、2、3及びマーク3P、マーク3Sは、黄色の円柱形ブイを使用する。
9.2 スタート・マークは、スタート・ラインのスターボードの端となるレース委員会信号艇とポートの端にあるレース委員会艇とする。
9.3 フィニッシュ・マークは、フィニッシュ・ラインのスターボードの端となる「オレンジ旗」と「青色旗」を掲揚しているレース委員会の信号艇とポートの端にあるマーク1とする。
9.4 指示11に従い、コースの次のレグの変更により新しいマークを用いる場合には、ピンク色の俵型ブイを使用する。その後、再び新しいマークに置き換える場合は、元のマークを使用する。
9.5 風上・風下コースのオフセットマークはオレンジ色の球形ブイとする。

10. スタート
10.1 スタートは、規則26を用いてスタートする。
10.2 スタート・ラインは、スタート・マーク上に「オレンジ旗」を掲揚しているポールの間とする。
10.3 スタート信号後5分より後にスタートする艇は、審問なしに「DNS」と記録される。この項は、規則A4及びA5を変更している。
10.4 「U旗」が準備信号として掲揚された場合には、スタート信号前の1分間に、艇体、乗員または装備の一部でも、スタート・ラインの両端と最初のマークとで作られる三角形の中にあってはならない。艇がこの規則に違反して特定された場合には、その艇は審問なしに失格とされる。ただし、レースが再スタートもしくは再レース、またはスタート信号前に延期もしくは中止された場合には、失格とはされない。これは、規則26を変更している。この規則が適用される場合には規則29.1は適用されない。これは規則29.1を変更している。「U旗」による失格の得点は「UFD」と記録される。これは規則A11を変更している。
10.5 規則30.3(黒色旗規則)は適用しない。
10.6 ゼネラルリコールの際に艇に速やかに知らせるため、レース委員会信号艇以外のレース委員会艇にも「第1代表旗」を掲揚する場合がある。ただし、レース委員会信号艇以外の当該レース委員会艇が行う「第1代表旗」の掲揚・降下については、規則レース信号の「予告信号は降下の1分後に発する」の意味を持たないものとし、音響の有無も無視されるものとする。この項は規則レース信号及び規則29.2を変更している。
10.7 レース委員会はレースが終わった後及び次のレースの予告信号前に、OCS、ZFPまたはUFD艇のバウナンバーをレース委員会信号艇に掲示する。掲示の失敗またはリストの不十分及び誤りは救済要求の根拠にならない。

11. コースの次のレグの変更と短縮または中止
11.1 コースの次のレグを変更するために、レース委員会は、新しいマークを設置し(または、フィニッシュ・ラインを移動し)、実行できれば直ぐに「元のマーク」を除去する。その後の変更で新しいマークを置き換える場合、そのマークは「元のマーク」で置き換える。
11.2 レグの長さの短縮または延長は、元のレグの長さの30%より大きく変更してはならない。これは、規則33を変更している。
11.3 レース委員会は規則32.1に基づく理由によるコースの短縮は、レースにおけるレグの数が、少なくとも2回の風上レグを完了した直後にのみ、コースを短縮する事ができる。これは規則32.1を変更している。
11.4 レースの最初のレグの間に掲示した方位から30度以上の風向きの変化が持続する場合には、レースを中止して再レースするかまたは中止しなければならない。これは規則32.1を変更している。
11.5 最初のラップの間に掲示した方位から40度以上の風向の変化が持続する場合には、レースを中止して再レースするかまたは中止しなければならない。このラップとは初めてのマーク3の回航を意味する。これは規則32.1を変更している。
11.6 レースの最初の風上レグの間に風が風上・風下コースまたはオリンピックコースが勧められない点まで増加したなら、レース委員会は「O」旗または「T」旗を掲揚しなければならない。また、「O」旗または「T」旗コースの最初の風上レグの間に風が減少したなら、レース委員会は「O」旗から「W」旗、「T」から「O」旗または「W」旗までの適切な旗を掲揚してコース選択をしなければならない。レース中のコース・タイプの変更は、先頭艇がマークを通過または回航する前に、反復音響と共に新しい適切な旗を掲揚する。これは規則33を変更している。
11.7 レース中に許容される最大風速が、連続して5分間以上超える場合、レースは中止されなければならない。これは、規則32.1を変更している。
11.8 チームレースの戦術を用いてはならない。レース委員会またはプロテスト委員会がチームレースの戦術の使用により、レース結果が著しく影響を及ぼしていると判断される場合にはレースを中止し、違反艇の参加を排除した上で再レースが行われる。
11.9 スタート信号後にレースを中止する場合、艇に速やかに知らせるため、レース委員会信号艇以外のレース委員会艇にも、「N旗」「H旗の上にN旗」あるいは「A旗の上にN旗」を掲揚することがある。ただし、レース委員会信号艇以外の当該レース委員会艇が行う「N旗」の掲揚・降下については、規則レース信号「予告信号は、降下の1分後に発する」の意味は持たないものとし、また、音響の有無も無視されるものとする。これは、規則レース信号及び32.1を変更している。

12. フィニッシュ
フィニッシュ・ラインは、スターボードの端にあるフィニッシュ・マーク上に『オレンジ旗』を掲揚しているポールと、ポートの端にあるフィニッシュ・マーク(または指示11に規定の新しいマーク)のコース側の間とする。

13. タイムリミットとターゲットタイム
13.1 タイムリミットとレースのターゲットタイムはスタートから以下のようにする。
    1ラップの先頭艇タイムリミット  40分 (1ラップとは初めてのマーク3回航)
    レースの先頭艇タイムリミット   90分
     レースの先頭艇ターゲットタイム 60~75分
   先頭艇が40分で最初のラップを完了できなかった場合は、レース委員会はレースを中止する。
13.2 ターゲットタイムに対し異なる時間であったとしても救済の要求の根拠にならない。
   これは規則62.1(a)を変更している。
13.3 指示10.4に違反しないでスタートした先頭艇がコースを帆走して、フィニッシュ後15分以内にフィニッシュしない艇は、審問なしに「DNF」と記録される。この項は、規則35、A4及びA5を変更している。

14. 抗議と救済の要求
14.1 抗議書は艇庫2階にあるレースオフィスで入手できる。抗議、救済要求および審問の再開の要求は、適切な時間内にレースオフィスに提出されなければならない。
14.2 それぞれのクラスに対して、抗議締切時間はその日の最終レースに最終艇がフィニッシュした後、またはレース委員会が、本日これ以上レースを行わないという信号を発した後、どちらか遅い方から70分とする。ただし、プロテスト委員会の裁量により、この時刻を延長することがある。
14.3 当事者であるか、または証人として名前があげられている審問に関わっている競技者に通告するために、抗議締切時刻後20分以内に通告を掲示する。審問は艇庫内にあるプロテストルームにて、掲示した時刻に始められる。
14.4 レース委員会またはプロテスト委員会による抗議の通告を規則61.1(b)に基づき伝えるために掲示する。
14.5 規則42違反に対するペナルティーを課せられた艇のリストは掲示される。
14.6 指示4.2、16、18、20、25の違反は、艇による抗議の根拠とはならない。この項は、規則60.1(a)を変更している。これらの違反に対するペナルティーは、プロテスト委員会が決定した場合には、失格より軽減することができる。
14.7 レースを行う最終日では、審問の再審の要求は、次の時間内に提出しなければならない。
   (a)要求する当事者が前日に判決を通告された場合には、抗議締切時間内。
   (b)要求する当事者がその当日に判決を通告された後15分以内。
   この項は、規則66を変更している。
14.8 レースを行う最終日にはプロテスト委員会の判決に対する救済要求は、判決の掲示から15分以内でなければならない。これは、規則62.2を変更している。

15. 得点
15.1 大会の成立には、3レースを完了することを必要とする。
15.2 完了したレースが5レース以下の場合、艇の大会における得点は、全レースの合計得点とする。6~8レースまで完了した場合、艇の大会における得点は、最も悪い得点を除外したレース得点の合計とする。9レース以上完了した場合は、艇の大会における得点は、最も悪い得点、次に悪い得点を除外したレース得点の合計とする。これは付則A2を変更している。
15.3 指示16.1のチェック・インの手続きを怠った艇に対して、その直後のレースについてレース委員会は審問なしに「CNF」と記録し、参加艇数の10%に等しい得点ペナルティーを与える。ただし、当該参加艇数+1点を上回らない。これは、規則63.1、A4及びA5を変更している。
15.4 指示16.2の申告に関する手続きに誤りのあった艇に対して、その直前のレースについてレース委員会は審問なしに「PTP」と記録し、確定順位+3点の得点を与える。ただし、当該種目参加艇数+1点を上回らない。これは、規則63.1、A4及びA5を変更している。
15.5 ドーピング規則違反が確定した艇は、順位を取り消され、違反艇より下位の艇の順位を繰り上げる。また、参加艇数からも削除され、各レースの艇の順位及び得点も変更される。

16. 安全規定
16.1 各艇はその日の最初のレースの予告信号前に、スタート・ラインのスターボードの端にあるレース委員会信号艇のスターンをスターボードタックで通過し、口頭でチェック・インしなければならない。艇のチェック・イン艇は最初の予告信号前に位置している間「G旗」を掲揚する。レース委員会が口頭で艇のバウナンバーを読み上げた時、チェック・インは公式になされたことになる。
16.2 競技者は、その日の最後のレース終了後60分以内に艇庫前に用意される帰着申告書にサインしなければならない。
16.3 レースの中止または延期により帰着した場合も帰着申告を行わなければならない。また中止または延期されたレースが再開される場合には指示16.1に従いチェック・インを行わなければならない。
16.4 レース委員会は、救助を要すると判断した場合、競技者の意思に関わらず救助することがある。これを理由に救済の要求はできない。この項は、規則62.1(a)を変更している。
16.5 レースをリタイヤする艇、またはレース・エリアを離れる艇は、出来うる限りレース委員会艇にその旨を伝えなければならない。また、帰着後直ちに指示16.2の帰着申告を行った上、その際にその旨を報告しなければならない。
16.6 艇の乗員は、離岸してから着岸するまでの間、有効な浮力を有するライフジャケットを着用しなければならない。ただし、短時間に衣類を着脱する場合はこの限りではない。これは規則第4章前文及び規則40を変更している。

17. 乗員の交代と装備の交換
17.1 参加申し込みにてエントリーしたクルー以外の競技者の交代は許可されない。
17.2 損傷または紛失した装備の交換は、レース委員会の承認なしでは許可されない。交換の要請は、最初の妥当な機会にレース委員会に行わなければならない。

18. 装備と計測のチェック
18.1 艇または装備は、クラス規則と帆走指示書に従っていることを確認するため、いつでも検査されることがある。水上で艇はレース委員会のエクイップメント・インスペクターまたはメジャラーにより、検査のために直ちに指定したエリアに向かうことを指示されることがある。
18.2 バウナンバーは登録時に割り当てられ、別添図Cの通りに貼ること。

19. 大会広告
広告は、ISAF規定20及びSCIRA規則に従い、許可される。
20. 支援艇
20.1 支援艇は予告信号から全ての艇がフィニッシュするかもしくはリタイヤ、または中止の信号を発するまで、艇がレースをしているエリアの外側にいなければならない。このエリアは、艇が通常のレースで帆走するであろうと想定される場所から概ね100m外側に引かれた仮想線の内側である。
   これに従わなかった場合、レース委員会から支援艇に対して警告を行うことがある。
20.2 コーチボートは水上にある場合、大会受付時に交付される「ピンク旗」を掲揚しなければならない。
20.3 レース委員会信号艇に「数字旗8」が掲揚された場合、レース・エリアに入った救助活動の協力を要請する。この場合、指示20.1は適用されない。

21. 責任の否認
競技者は、完全に自己の責任において大会に参加しなければならない。主催団体および本大会に関与するその他の全ての団体、ならびにこれらに属する役員、スタッフは、大会前、大会中、大会後を問わず、陸上または海上において発生した物的損傷または個人の負傷もしくは死亡に対する責任を追わないものとする。

22. 保険
それぞれの参加艇は、有効な賠償責任保険に加入していなければならない。

23. ゴミの処分
ゴミは支援艇または運営艇に渡してよい。

24. 賞および後続大会への参加資格
24.1 上位6チームを表彰する。
24.2 上位5位までのスキッパーには2016年に開催される西半球選手権大会への参加資格が与えられる。
24.3 上位5位までのスキッパーには翌年の全日本選手権大会のシード権を与える。

25. 無線通信およびトラッキングシステム
25.1 緊急の場合を除き、艇は無線送信も、すべての艇が利用できない無線通信の受信もしてはならない。この制限は携帯電話及びGPSにも適用する。ただし、レース委員会が用意するトラッキングシステムは含まない。
25.2 レース委員会が用意したトラッキングシステムの端末機器を艇に搭載しなければならない。端末機器は、毎朝9時30分までに艇庫前の引渡場所で受け取り、帰着申告時に返却しなければならない。

26.その他
   26.1 本大会の競技者の肖像権は主催団体に帰属する。
   26.2 大会期間中の映像、写真及び成績は主催団体のHPなどに掲載される場合がある。

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